紅の終幕劇

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海賊達「英雄ガープ！！」「守りに加わったぞ！！」
白ひげ「名前に踊らされるなアホンダラァ！！ただの老兵だ！！！」
ガープ「フフン！！」
赤犬　「貴様もその世代ならァ　目の前の的に気ィつけい！！！」

ドン！！　犬の形を模したマグマが白ひげを襲うが、跳ね返し処刑台の奥の町並みにぶつける

赤犬　「いちいち町を壊しやがって・・・！！」
白ひげ「守ってみろと言ったろう！！」

海賊達「道を作れ！！！エース救出の道を！！！」「新世界の力　思い知れ！！！」
ボォン！！白ひげ傘下の海賊達がＰＸ１体に集中攻撃を加える

処刑台で俯いたままのエース
エース「・・・・・・」
センゴク「どうした・・・・・”火拳”・・・・・！！」
ガープ「ん？」（エース・・・）

ーエース回想ー

町の男「ゴール・Ｄ・ロジャー・・・？ゴールドロジャーの事か？知ってるかって・・・？」
　　　「お前　世の中なんでこんなに海賊達の被害が多いか知らねぇのか！？」
　　　「全部そのゴールド・ロジャーのせいなんだぞ！？」
　　　「アレはな　産まれて来なきゃよかった人間なんだ　とんでもねぇクズ野郎さ！！」
　　　「生きてても迷惑　死んでも大迷惑！！　世界のゴミだ！！！覚えとけ」
男達　「ぎゃはははははは」

町の男「あァ！？どうしたんだよ！！何でおめーが怒ってんだ！！」
　　　「お前誰だよチビ！！　ギャアアア！！！」


エース回想ー
ダダン「おめぇ町へ下りて何してたんだ！？エース！！」
　　　「町の不良共が子供に殺されかけたって・・・すごい騒ぎだ！！」
エース「なんだ・・・死んだかと思ったのに」
ダダン「何をォ！！」

町の男「ロジャーについて知りてぇのかぁ？」
別の男「ロジャー！？ムナクソ悪ィ名前出すな小僧・・・！！」
男を睨んで凶器を構えるエース

ガープ「ぶわっはっはっはっは！！おいエース最近荒れとるらしいな！！」
エース「・・・・！！ジジィには・・・孫がいるんだろ？・・・そいつは・・・幸せそうか？」
ガープ「ああルフィか　元気に育っとるわい」
エース「ジジィ・・・」
ガープ「あァ？」
エース「おれは・・・・生まれてきてもよかったのかな・・・・」
ガープ「！？」
　　　「そりゃおめぇ・・・・生きてみりゃわかる」

処刑台
エース「・・・・・・・」
ガープ「・・・・・・・」

イワン「！」
ルフィ「イワちゃん・・・・！！」
イワさんの足をつかむルフィ

イワン「はっ！！ヴァナタ意識が・・・・！！」
ルフィ「最後の頼み・・・！！聞いてくれ・・・！！！」
イワン「！？」


　　　「ぎゃあッ」
倒れる海賊もいるなか、どんどん突き進む海賊達
海賊達「道を開けろォ??????！！！」

エース「・・・・おれは・・・腐ってる・・・・！！！」

ジンベエ「エースさん待っとれよ！！」
傘下船長達
　　　「もう一歩だ！！」「今行くぞォ！！！」
　　　「エース??????！！」「エース！！！必ず助けるぞ?????！！！」
　　　「待ってろよォエース??????！！！」「諦めんじゃねぇぞォ?????！！！！」

エース「・・・・くそ・・・おれは・・・喜んでる・・・・こんな時に」
　　　「オヤジが・・・弟が・・・！！仲間達が・・・・！！血を流して倒れて行くのに・・・！！」
　　　「おれは嬉しくて・・・！！！涙が止まらねぇ　今になって命が・・・惜しい！！！」
苦渋の顔のガープ

囚人達「キャプテンバギー！！気がついた　生きてた！！よかった！！」
バギー「どうしちまったんだおれァ！！」
囚人達「青キジの奴に凍らされて・・・その後　マグマ入りの海で解凍されたんだ！！」
バギー「・・・ゼェ・・・ゼェ・・・おのれ海軍め・・・このままで終わる男と思うなよ・・・！！！」
囚人達「うおおお！！解凍後間もなくの発言とは思えねェ　さすがだァ！！！」


白ひげの体に異変が起きる
マルコ「！？」　
険しい顔で振り返るマルコ

白ひげ「ガフッ　ウウッ・・・・！！クソッタレ・・・！！！」大量の血を吐く白ひげ
海賊達「オヤジィ！！？」
赤犬　「寄る年波は避けられんか・・・！！白ひげぃ！！」
マルコ「・・・・・！！！」（一番恐れてた事が・・・！！！）
黄猿　「勝敗は一瞬の隙だよねェ！！」
マルコ「！！！」「ウゥ！！」
白ひげに駆け寄ろうとしたマルコが黄猿の２本のビームに貫かれる

ジョズ「マルコ！！！」
青キジ「余所見したろ？今・・・・・」
ジョズ「ぐァ！！！」
海賊達「ジョズ???！！！」
マルコを気にかけたジョズも青キジに腕を凍らされる

ドン！！！　マグマを纏った赤犬の拳が白ひげの腹を抉る
苦悶の表情の白ひげ　涙と鼻水を垂れ流し、言葉が出ないエース

イワン「テンション・ホルモンもう一発！？無っ茶ブル！！！もうダメよ！！！」
　　　「インペルダウンから戦い通し・・・！！猛毒によって死の渕まで行ったヴァナタの体は」
　　　「本当はもう　限界をとうに超えてる！！！」

息子達「おいオヤジが・・・！！」
ルフィ「・・・・・！！」

イワさんの服の襟をつかむ息の荒れたルフィ
ルフィ「やるだけやって・・・死ぬならいい・・・！！戦わせてくれ・・・！！イワちゃん」
イワン「！？」
船長達「オヤジがやられた」
Vista「マルコもジョズも危ないぞ！！！」

ルフィ「今　戦えなくて・・・！！もしエースを救えなかったら・・・！！」
　　　「おれは　後で・・・死にたくなる！！！」
険しい表情で目を見開くイワさん
ルフィ「今・・・戦う力をおれにくれ！！！」

イワン「・・・だからヴァターシはヴァバタに死なれちゃ　ドラゴンに合わせる顔面が」
　　　「ねェっつってんのにこのバッキャブルめ！！！ハァ・・ハァ・・・わかったわよ・・・ぬ??」
　　　「勝手にしやがれェ！！！」
ドス！！
イワさんの爪がルフィのを突き刺す
息子達「おいお前何を・・・・・！！」
ルフィがゆっくり立ち上がり　雄叫びをあげる
ルフィ「ウォォオオオオオオオオ！！！」

固く目を瞑ったままの白ひげ　
エース「・・・・・・ルフィ・・・」

ルフィを見つめるエース