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≪前回までのあらすじ≫
公安部外車4課課長・霧原未咲は、合理的な思考を持つはずの「契約者」が怨恨で人を殺したという、不可解な殺人事件の捜査にあたっていた。さらに霧原は「黒の死神」と呼ばれる「契約者」BK201の関与を察知する…。
一方、恋人に裏切られその絶望から「契約者」になりたいとつぶやく女子高生・月森梓の前に、謎の男が現れ「その願いを叶えてやろうとささやいていた。霧原が追う事件は思いもよらぬ展開へと広がったいた。
≪契約者になりたいと願うこと≫
契約者は思考が合理的なんだ
非合理的な思考を脳が受け付けない
それが普通の人間との決定的な違いだ
簡単に言うと誰かのために何かをしたり
無駄だとわかっていながら何かをしたりしないということだ
だが考えてみろ
契約者は特別か?
違う!?
人類の方が特異な存在なんだ
自然とは生命の進化とは合理的な淘汰とサイクルにより生み出された
そこに非合理的なことなど存在しない・・・・・・
だが人類はその枠を超えて進化した
社会秩序という非合理的な思考で世界を覆った
合理の枠を超えた群れを維持できないからだ
・・・・・・つまり
契約者になる
それはむしろ自然なこと・・・・・・・・・・・・・・・
人は誰もが契約者になりたいと心の中では思っているのかもしれませんね。
生きていくということは非常に大変なことですから、
何かに躓いってしまったとき人は現実から逃げ出したくなる。
本能のままには生きられない人間社会だからこそ、
その反動でより大きな危うさも生んでしまっているのが
人間社会なのかなということを訴えているような感じがしました。
しかし、そういった選択をした未来はどうなるのか
良い結果にはならないように思います。
梓が今後どのような結末に至るのか気になるところです。
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