紅の終幕劇

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東仙『…愚かな事だ』
構える東仙『私のこの力を目にしても　未だ卍解如きで私を倒せると思うか…』
構える狛村『…　東仙…！！』


嘗て愛した人を抱く腕…　絶望ほど美しく、そして果敢無く…

bleach　385　　Vice It

刀を抜く藍染
平子『…やっと抜きよったか　随分のんびりさんやなア』
無言の藍染
平子『…怖いか？』
無言の藍染
平子『シカトしたかてあかんで　なんぼオマエが強い言うたかて　不安があるはずや
百年前に言うたやろ　俺はオマエに心を開かず　情報を与えず　立ち入ろうともせんかった
せやから　オマエは　おれの斬魄刀の能力を知らんねん
――言うとくで　藍染
他人の神経を100％支配する斬魄刀がオマエの鏡花水月だけやとおもったら　大間違いや
――倒れろ　　『逆撫』』


明王の腕が切られると、狛村の腕も切れる
狛村『明王！！！』
裏拳で攻撃止める明王。飛ばされる東仙
東仙体制立て直し『…ふん
その巨体を傷付ければ　お前自身の体にも傷がつく
なんとも不便な卍解だな　狛村
その巨体な破壊力ゆえに…　敵を一撃で倒せぬ事など　まして反撃される事など考えたことも
なかっただろう』
明王の裏拳にやられて、左腕ぐちゃぐちゃの東仙だが治っていく
狛村（…超速再生…！！）
狛村『本当に…　死神を捨ててしまったのだな…　…東仙…』
東仙『今の状況での　その言葉が　負け惜しみに聞こえるぞ　狛村
「堕落」と言ったな　　友を騙し　部下をだまし　力を手にする事が堕落だと
ならば訊こう
復讐の為に組織に入った者が　安寧たる暮らしに目的を忘れ　組織に迎合する事は
堕落ではないのか？
見えぬ私の眼にはその事の方が　余程大きな堕落と映る』

東仙の仮面の口元が割れ始める
狛村『…東仙…　貴公が…　死神になった目的は…』
東仙『復讐だ
おまえは今迄一度も疑問に思わなかったのか？　何より大切な友を殺されたものが
殺した的と同じ組織に入る　その事を　　なぜ疑問に思わない！？』
狛村『儂は…　正義の為だと…　　亡き友の果たせなかった正義への想いを
果たすためだと言う貴公を信じて…』
東仙、仮面の口元が崩れ始める『その通りだ　正義の為だ』
狛村『ならば…』
東仙『ならば正義とはなんだ！！！　愛する友を殺した者を許すことか！？
それは確かに善だろう！美しい事だ！　目も当てれぬ程になる！！
だが善である事が　即ち正義なのか！？　　違う！！！
亡き者の無念も晴らさず安寧のうちに生きながらえる事は　　悪だ！！！！』

狛村『――　解った
どうやら儂は貴公の心を見誤っていたようだ
今のが貴公の本心ならば　儂と貴公は相容れぬさだめ』
東仙『相容れぬならば私を斬るか？それも正義か　笑わせる』
狛村『そうだ正義だ　信念の下に相容れぬならば説得は由無し
儂はソウルソサイティの為に貴公を斬らねばならぬ
斬りたくはない　　儂は貴公の本心を聞けて満足した
儂の心は　　既に貴公を赦している』

東仙『既に赦している　　だと？
神の様な口を聞くな　　狛村
私がいつ赦せなどと言った！！　斬りたくば斬ればいい！！
この私の――
レクレシオンを目にしても　　同じ言葉を吐けるならな！！！』

狛村ビックリ顔

東仙『”鈴虫百式”「グリジャル・グリージョ」』

隔つ闇は深く…！！