紅の終幕劇

「カナン、あなたは私の光。どこまでも遠くに輝き続けるあなた、
あなたに愛され、あなたに照らされ続けることで、心の片隅に生まれ
てしまう影・・・、ごめんねカナン、私はあなたを照らすことができない」

この始まりの中、走り出すユンユン。


列車は爆発するも決死の救出劇の末、なんとかマリアを救い出すユンユン。


「私は約束は守る女っすよ」ユンユンじゃないみたいっすね
しかし、力尽きて倒れてしまいます。

そこへ、ミノさん登場！
「ミノさん、極楽っすか、ここは？先に逝ってたっすね。ナンマンダブ、ナンマンダブ」
「ふざけんな、俺は生きてるっての」
「じゃあ、マリアをマリアを助けて下さい。」

「そんで、そんで、ウッウ・・　哀れなユンユンにぃぃ・・　何かお供えを下さい。グフッ」


ギュルルルルーーー　
「お供えは饅頭がイイッス。」(ｂｙシルクロード饅頭)
やぱっりユンユンはユンユンでした。

一番の見せ場であるカナンとアスファルドのバトルシーンは
かなりのクオリティの高さで見ていて、映画？と見間違いましたよ。

CANAANは絆をテーマにしているのかなと感じましたね。

シャムが死んだときから、孤独に生きてきたアスファルド
シャムが死んだとき、アスファルドの心も一緒に死んでいたんですね。
対して、カナンは立ち止まらず、前に進み続けた。多くの人と出会い、
絆を深めてきました。その差が勝敗を分けたのかなと思います。

たびたび出ていた「あやとり」もそんな絆を表していたんですね。
一度、こじれたらもう元には戻れない。マリアはカナンのとなりに
立ちたかった。しかし、二人の境遇はあまりにも違う。
マリアの悲しみは伝わってきます。

そんな場面の、ミノさんの言葉に感動しました。
「だけど、寄り添うことはできるんじゃないか。
心は寄り添えるんじゃないか」
たとえ離れていても心はつながっている。



カナンは生きてる。その命は激しく輝いて、この目で直接見るには眩しすぎて、
でも目がつぶれそうになっても私は見つめることができたと思う。
それは、きっと普通の女の子の物語。

それにしてもおっちゃん、かっこよすぎですね。